至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
……ということは……。
あたしの弟が柳迅会へ養子へ行ったことを、壱冴はずっと知っていたの?
「菜月さんがあの家族写真を破いている姿を、二宮は目撃したらしい」
「えっ……」
オマケに、あたしに弟の存在を隠蔽する現場を見たってこと……?
「菜月さんは、破いた写真を捨てるに忍びなかったんだろう。園のアルバムに挟んだところまで、二宮は見て覚えていたんだ」
それは一体いつの話……?
和希が養子に出されてすぐ……?
壱冴だって5歳そこら。
あたしにはそんな頃の記憶は全くないのに、全てを鮮明に覚えている壱冴に、一連の出来事に対する執着が怖いほどに伝わってくる。
あたしの弟が柳迅会へ養子へ行ったことを、壱冴はずっと知っていたの?
「菜月さんがあの家族写真を破いている姿を、二宮は目撃したらしい」
「えっ……」
オマケに、あたしに弟の存在を隠蔽する現場を見たってこと……?
「菜月さんは、破いた写真を捨てるに忍びなかったんだろう。園のアルバムに挟んだところまで、二宮は見て覚えていたんだ」
それは一体いつの話……?
和希が養子に出されてすぐ……?
壱冴だって5歳そこら。
あたしにはそんな頃の記憶は全くないのに、全てを鮮明に覚えている壱冴に、一連の出来事に対する執着が怖いほどに伝わってくる。