至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「いつか、それを切り札に出来ると思ってたんだろう。優月との関係を険悪にしなかったのは、いざという時に自分を頼らせるという二宮の計算だったはずだ」
……あたしはずっと、壱冴の策略にはまっていたんだ。
感謝するべきだと思っていた壱冴の態度は、来るべき日の為で。
それは全部、恨みを晴らすためだけの作戦の一つだったんだ……。
「……そんな……」
悔しい、というより悲しかった。
壱冴とは、同士だと思っていたのに……。
あたしに、家族写真の切れ端を差し出したときの壱冴は、どんな気持ちだったんだろう。
"やっとこの日が来た"
そんな高揚感でいっぱいだったのかな……。
……あたしはずっと、壱冴の策略にはまっていたんだ。
感謝するべきだと思っていた壱冴の態度は、来るべき日の為で。
それは全部、恨みを晴らすためだけの作戦の一つだったんだ……。
「……そんな……」
悔しい、というより悲しかった。
壱冴とは、同士だと思っていたのに……。
あたしに、家族写真の切れ端を差し出したときの壱冴は、どんな気持ちだったんだろう。
"やっとこの日が来た"
そんな高揚感でいっぱいだったのかな……。