至上最強の総長は私を愛しすぎている。～DARK NIGHT～ Ⅱ

あたしはその目に耐えられなくて、俯く。


結局は……あたしが勝手な行動をとったせいで……。


「……和希まで……」


凌牙を危険な目に遭わせただけじゃなく、和希まで傷を負って……。


「それは俺も誤算だった。和希の情報は、俺にはほとんど回ってこなかった。いくら俺が二宮側に着いたと態度で示しても、そこだけはまだ警戒してたんだろう……」


完璧に練った計画の中で、最後に犯したミス。


それは、読めなかった和希の行動……。



和希の絶望を思うと、その辛さは計り知れないけど。




「それでも……和希は凌牙を守ろうとした」