至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
ギュッと目を瞑る。


凌牙がどんな反応をするのかが、怖くて。



騙したのか、って怒鳴られるかな……。


あからさまに、ガッカリした態度を取られるかな……。



だけど、あたしにショックを受ける権利なんてないし。


……それはきちんと受け止めなきゃいけないのは分かってるけど。



「……どういうことだ」


低い声に、心の中が黒い雲で覆われる。


「……」


「なんだ、それ」


「……凌牙が双葉園に居た当時、あたしともう一人、いたの……」


「……あ?」





「ユズ……って……子が……」
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