至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
口にしてしまったからには、もう後には引けない。
「あたしや凌牙と同い年で、柚乃ちゃんって子が双葉園に居たの。
あたし、その子と仲が良くて、いつも一緒に遊んでた。かくれんぼも、鬼ごっこも……シャボン玉も……。
2人とも"ユズ"だけど、お互いにゆずちゃんって呼びあってた。
明るくて、可愛くて、誰からも好かれてた。だから、凌牙が探してた"ユズ"は、柚乃ちゃんだったんだよ。
小3の時に養子に出て、今では雑誌のモデルで活躍するくらい、元気で可愛いの。凌牙も見たらきっと思いだす――」
「ふざけんな」
まだ終わっていないあたしの言葉に口を挟んだその声は、恐ろしく。
「あたしや凌牙と同い年で、柚乃ちゃんって子が双葉園に居たの。
あたし、その子と仲が良くて、いつも一緒に遊んでた。かくれんぼも、鬼ごっこも……シャボン玉も……。
2人とも"ユズ"だけど、お互いにゆずちゃんって呼びあってた。
明るくて、可愛くて、誰からも好かれてた。だから、凌牙が探してた"ユズ"は、柚乃ちゃんだったんだよ。
小3の時に養子に出て、今では雑誌のモデルで活躍するくらい、元気で可愛いの。凌牙も見たらきっと思いだす――」
「ふざけんな」
まだ終わっていないあたしの言葉に口を挟んだその声は、恐ろしく。