至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「やだっ……」


勝手に勘違いして。


勝手に家を出て……。


あたし………。



凌牙がもう一度あたしの手を掴み、そのまま引き寄せた。


「やっと見つけたんだ」


「……」


「そう簡単に手放すかよ」


「……」


「オマエが、和希の姉だったとしてもな」


「……っ」




どうして、それを……?



驚いて体を離そうとしたけど、凌牙はそれを許さなかった。


もっと強く、抱き締められる。



……どうしよう……。


あたしが和希の姉だってこと、凌牙はどう感じてるの……?
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