至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
……。


改めて言われて、気付く。


口は悪いし無愛想だけど。


あたしを想ってくれての言葉や行動は、今までも要所要所であったことに。



『俺は優しい男でもないし、女の為に優しくなれる男でもねえ』



自分でそう言うくらい。


自覚してるみたいだし、基本的にはそうなのかもしれないけど。



……あたしは凌牙の優しさを、確かに感じてる……。


それを、あたし以外の人にしてないとしたら……。



「ほ~ら~、なんか思いあたるんでしょ?きゃーっ、いいなあ」


「えっ、あっ、あの……やだっ…」


思い出して、知らない間にニヤケてたみたい。
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