至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
七海さんには、不測の事態がない限り、その相手は決まっているんだから。


「永久就職かー。わー、それもいいなぁー」


言葉の意味が分かっているようで、七海さんはうれしそうに頬を染めた。


そして、可愛らしくラーメンを一口すすり。


「そうだ、今度プリクラ撮りに行こうよ!」


「は、はい」


屈託のない笑顔で誘ってくる七海さんに、気付けば一秒で首を縦に下ろしていて。


……これじゃあ、琉聖さんだって断れないはずだ。


あり得ないと言っておきながら、何度もプリクラを撮りにいってる琉聖さんを思い出し、自然と笑みが零れた。
< 94 / 815 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop