世界で一番大嫌いif
そんな私に関わってきた唯一のクラスメイトが紀田だった。
独自の愛をよく語り、ちょっかいを出してくるあいつは、私の怒りを引き出すのがすごく上手。
お陰で高校でも私の周りには人がいなかったし、
冤罪で逮捕されそうになるし、
身に覚えのない復讐に巻き込まれたりもした。
全て紀田の策略だ。
私の日常を壊そうとする紀田だったから、私はあいつの体を壊そうとした。
要するに紀田の嫌がらせに対して暴力での報復を考え、顔を合わせれば喧嘩ばかりしていたのだ。