妄想女子とイケメン君
「きゃっっ!!!」
床にひいてあったマットに真美が滑って
転びそうになる
俺は咄嗟に真見を後ろから支えた
「あ、ありがと………」
「うん、大丈夫か?」
真見から体を離しす
だけど、真見は俺の手を離さない
「大丈夫………
ねぇ浩介、浩介は好きな人いる?」
真見の表情は後ろからじゃわからないけど
手が熱くて震えていた
「好きな人って良くわかんない……
好きがまずわかんないから」
好きな人……
どうやったらそれが出来るんだ?
恋って楽しい。って言うけど何が楽しいんだよ