月夜の影3
「…今日さ、新しい子が来たよ。
阿月って言うんだ。
そいつさ、お前にそっくりなんだ」
「千秋…」
「思い出しちまったよ、お前のこと。
忘れてないけどさ、俺の中でのお前は最後の日に笑ってくれた顔なんだよ、覚えてるのは」
千秋は拳を握りしめた。
「どうすればお前みたいに笑ってくれるかな」
「千秋、そんなこと言われてもルナが困るだけだぞ」
健也は千秋の頭をなでた。
「でも…」
「ルナは、自然と笑うまで待て。って言いそうだし」
阿月って言うんだ。
そいつさ、お前にそっくりなんだ」
「千秋…」
「思い出しちまったよ、お前のこと。
忘れてないけどさ、俺の中でのお前は最後の日に笑ってくれた顔なんだよ、覚えてるのは」
千秋は拳を握りしめた。
「どうすればお前みたいに笑ってくれるかな」
「千秋、そんなこと言われてもルナが困るだけだぞ」
健也は千秋の頭をなでた。
「でも…」
「ルナは、自然と笑うまで待て。って言いそうだし」