月夜の影3
「そうだったな…」

「お前は真剣に話してるのにルナが笑うから、お前すっげえ怒ってさ」

「そりゃ怒るさ。本気で信じてるんだから」

「ま、それで結構俺もスッとしたけどさ。
さて、阿月はどうすっかな」

「うん…」

「ま、泣けて良かったとは思うけどな」

千秋はニッと笑った。
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