月夜の影3
「…………はーちゃん」
健也の部屋のドアの向こう側に葉月が立っていた。
「いつからいたんだ…葉月」
「ごめんね、玄関が開いてたから入っちゃったの」
「いや…………俺こそごめん」
「私、健也くんを追い詰めてるかな」
「はーちゃん?」
「え?」
片想いから成就した葉月の恋。
それが健也を苦しめているのではないかと常に思っていた。
「好きだったのは私だけ、なのかな…」
健也の部屋のドアの向こう側に葉月が立っていた。
「いつからいたんだ…葉月」
「ごめんね、玄関が開いてたから入っちゃったの」
「いや…………俺こそごめん」
「私、健也くんを追い詰めてるかな」
「はーちゃん?」
「え?」
片想いから成就した葉月の恋。
それが健也を苦しめているのではないかと常に思っていた。
「好きだったのは私だけ、なのかな…」