月夜の影3
千秋は玄関に戻ると空気が重たかった。
健也の負のオーラが家中に蔓延していた。
千秋は健也に何も言わずに部屋に入った。
ベッドに寝ころび、天井に手をかざした。
手の甲が透けて見える。
「どうしろってんだよ…」
ふと机の上の写真立てを見るとそこには赤い月の写真。
「ルナ…俺はどうすればいいんだろうな。
健也のことは心配だけどさ、あいつはあいつで自立しないといけない。
俺と健也はお前に依存してるんだよ。
どうすればいいんだろうな、ほんとにさ」
気付けばいつでもルナがそばにいた。
いつだってルナのことを考えていた。
千秋はルナが好きだった。
健也の負のオーラが家中に蔓延していた。
千秋は健也に何も言わずに部屋に入った。
ベッドに寝ころび、天井に手をかざした。
手の甲が透けて見える。
「どうしろってんだよ…」
ふと机の上の写真立てを見るとそこには赤い月の写真。
「ルナ…俺はどうすればいいんだろうな。
健也のことは心配だけどさ、あいつはあいつで自立しないといけない。
俺と健也はお前に依存してるんだよ。
どうすればいいんだろうな、ほんとにさ」
気付けばいつでもルナがそばにいた。
いつだってルナのことを考えていた。
千秋はルナが好きだった。