極上のスキャンダル!



カタン



『お待たせしました。』



チキンバターカレーを作った。
急に来るから、全然大したものできなかったよ。




「おぉー!いっただきまーす!」



大丈夫かな?好き嫌いわかれるよな、このタイプのカレー。



私は彼の反応をじーっと待っていた。



「ん!うまい!めっちゃうまい!俺、こうゆうカレー好きー♪」



ホッ。

『よかった〜。』


彼はそれはそれは美味しそうに黙々と食べてる。



『君、本当美味しそうに食べるね。』




「だって、うまいもん♪あと、君じゃなくて桜雅!」




『……桜雅くん。』




「俺も羽純さんにしよーっと!」




『何でもいいけど……この前まで僕って言ってませんでしたっけ?』




「あれー?そうだっけ?」



ケタケタっと笑って誤魔化す。








なんて小悪魔なんだ!

でも、ニコニコしながらカレーを食べてる姿は可愛いな〜とか思ってしまう。






「ねー。羽純さん、見過ぎっ!」




『へっ!?み、見てないからっ!』




< 16 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop