極上のスキャンダル!
曲がった愛情表現。
〜羽純 side〜
あれから早くも3ヶ月が経っていた。
テレビで見るたび、寂しくて涙が出た。
家に帰るたび、いつもリビングでテレビを見ていた背中を思い出して泣いた。
でも、どんなに辛くても自分で選んでやったことなんだから……。
私は決めたの。
桜雅くんの幸せな知らせが入ってくるまで、私は幸せにならない。
それが私のできる唯一の償いだと思うから。