極上のスキャンダル!
〜羽純 side〜
はぁー。
まさか、週刊誌側がこんな……。
いや、ほら、二股的な書き方されるならまだわかるよ。
その方がおもしろそうだし?
まんまじゃん。そのまんま書くかぁー?
普通さ、週刊誌側が嘘でしたーとか言わないでしょ。前代未聞でしょーが。
ないない。ありえない。
でも、週刊誌側の優しさだ。
夜な夜な違う女と遊び歩いてる桜雅くんを見て、痛々しくて可哀想だから。
だから、お前は裏切られたんじゃないと言いたかったんだろう。
あと、ちゃっかりララが喋ってるし。
関係者に〜って。あんなことララにしか話してないっつーの。元々、反対してたからな。
あいつ〜!お仕置きだっ!
しかしどうすんの、これ。
はぁー。頭、痛い。
って、自分で蒔いた種か。
私は自宅に戻り、 ベッドに突っ伏してうなだれていた。