逃亡劇
気付きたくない



一番好きな人は居ない
一番信頼している人は居ない


自己暗示みたいなものだよって自覚はしてるけど



本当は居るんじゃないですか


私は、この人なら良いだろうと許すことができる、
許したいと思える人が




気づかない振りをしたいだけじゃないですか



“私は誰も信頼していない”


そう思うことで、
また自分を守ろうとして
笑って


またある時は、
楽しそうにみんなという塊にいるグループをどこかで馬鹿にして



そうやって満たされない、
あるいは何も感じない、
いや感じるけど普通で味気ない、刺激のない人生を送っていることに




気付こうとしないだけじゃないんですか



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