もう一度…
公園につくともう彼はベンチに座って待っていました。
「…さ、桜井…?」
「桜木…ここ、座りなよ。」
「あ、りがと」
「今日…呼び出した理由な?
前に、俺と女が歩いたの見たろ?」
「うん…みた…」
「実は…」
どうしよう。嫌な予感しかしない。
「その人のこと、好きなんだ。」
「―…え?」
「だから、自分勝手なんだけど…その…」
「別れて…ほしいの?」
「そういう…ことかな…」
嘘…なんで?あの女の人が好きなの?
私は、フラレタノ?
「そ……か。
そ、それじゃあ、しょうがないね!」
いやだ。
「本当に悪いな…
言い出そうとは思ってたんだけど、きっかけが掴めなくて…」
やめて。
「そっか…それじゃあバイバイ。
それから、私のメアド消してくれて構わないから!」
お願い。わたしのメアドだけは消さないで…