*雪女ちゃんの秘密*
ふと雪美ちゃんのノートを見ると
綺麗な整った字で俺が聞いたことないような難しい言葉でまとめてた。
「ねぇ、君さー。なんでここの高校選んだの?ノート見る限り賢そうだなぁと思ってさ。」
俺は今率直に思ったことを口にした。
「べつに。関係ないでしょ。」
スパーンという効果音と共に高い壁を作られた気がした。
聞いちゃいけない話題だったのかな。
「ふぅーん。中学どこだったの?この高校に同じ中学の人いる?」
これだったら答えてくれるかな?
「だからあんたに関係ない。」
...ダメか。
今まで俺の周りにいた女はこんなにはっきりと物を言わない。
そーゆー意味でやっぱりこの子はその辺の女とは違うなと思った。