*雪女ちゃんの秘密*
「まぁどーでもいいけど。次に雪美にこんなことしたら俺、許さないから。相手が女だろうとね。」
拓海は梨絵ちゃんを軽く睨むと私の手を引いて歩き出した。
「ちょっ...拓海?!痛いよ!」
「.........だよ。」
え、え、なんて?
私が首をかしげると
「なんで俺に相談しなかったんだよ。あいつらに呼び出されたこと。」
「...拓海と付き合うってことは、こーゆー日が来るのはなんとなく分かってたし...」
拓海、人気者だしね。
「だからって1人で行くなよ。危ないだろ。」
これは.....心配してくれてるんだよね?