*雪女ちゃんの秘密*
「いつも図書室にいるはずなのに、いないんだもん、雪美ちゃん。探したよー。」
海斗はヘラヘラしながら答えた。
「...」
海斗の優しさに涙が溢れた。
「ちょっと、雪美ちゃん!泣かないでよー。」
私の涙に海斗はオロオロし始めた。
「ごめんね、ありがとう。」
私は初めて素直になれたかもしれない。
「ん。...でもあいつ許せねぇ。雪美ちゃんにこんなことするなんて。」
あ、、そーだった!
ボタンを外されてほぼ下着姿だったことをすっかり忘れていた。