*雪女ちゃんの秘密*
てか、いつから見てたの?
起きてるなら言ってくれても...。
海斗のバカ!
って...バカは私か。
一人で舞い上がってほんとバカみたい。
いつの間にか海斗のことがこんなに好きでバカみたい。
「...?!雪美ちゃん!どーした?なくなよー。」
あ、ほんとだ。
私泣いてるじゃん。
自分が泣いてることにすら気がつかなかった。
「もーやだ。」
「え?」
「今までは家帰ったら拓海のことばかり考えてたの。でもね、今は学校にいる時も帰ってからも考えてるのは海斗のことなの。」
もー私何言ってんの。