*雪女ちゃんの秘密*
「「.....」」
なんだろ、この沈黙。
なんか心配になって雪美ちゃんの顔色を伺った。
え...泣いてる?
「...?!雪美ちゃん!どーした?なくなよー。」
え、俺なんかした?
確かに少し前に起きて雪美ちゃんのこと見てたよ。
それだけだよな?!
俺の頭の中はパニック状態。
「もーやだ。」
「え?」
「今までは家帰ったら拓海のことばかり考えてたの。でもね、今は学校にいる時も帰ってからも考えてるのは海斗のことなの。」
そう言ってうつむく雪美ちゃん。
やべぇ。抱きしめたい。今すぐに。