魔法のjewelry*shopへようこそ



ふわふわしたアイボリー色の髪をツインテールにして、大きな瞳は青みがかった灰色。


ぷっくりしたさくらんぼみたいな唇がなんとも言えない。


華奢な体はどうやって体型維持してるんですかと手を上げて質問したいぐらい。



ヤバイ。あたしが男だったら完全に惚れてた。



「ようこそ、"fortune stones"へ」



にっこり笑って、いらっしゃいませ、という姿、マジかわいいんですけど。



「わたしはこのお店の店員の蛍。こっちは琥珀(こはく)」


「あ、明菜です……」



つられて名前を言うと、蛍、さん?にかわいい名前ね、と言われた。


いえいえ、あたしからしたらあなたの方が充分かわいいですよ。


と、心の中で思いながら笑顔を返す。



「ここは見ての通りのパワーストーンのお店。
時間があるならゆっくり見ていってね」



にっこり笑う蛍さんにあたしは頷きを返した。





……と言ってもなぁ。


キョロリとお店を見回してみるけど、パワーストーンなんてどれがいいのかとか分からないし。





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