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……そういや大勢で飲んだときも、酔ったやつの介抱はだいたい沢崎がしてたな。
いつのまにかそのポジションが定着してたから気づかんかった。
世話焼きなんだな、沢崎は。
だから俺のやけ酒にも嫌な顔一つせずに付き合ってくれるんだろう。
やべ、友情感じた。
「大丈夫だって、意識はしっかりしてるし。
ちょっと夜風に当たりながらゆっくり帰るよ」
「ほんとか?あんま無理すんなよ」
いざというときはタクシー捕まえろよ、という言葉を残して沢崎は急いで駆けていった。
あいつは俺のオカンかよ。
心配してくれてんのは分かるけど、思わず笑ってしまった。
「さぁて、帰るか」
グッと背を伸ばしてブラブラと歩き出す。