魔法のjewelry*shopへようこそ
戻って人に道を聞こうかと思ったが、今は真夜中。
絶対人いないだろ。
いたとしても俺のように酔っぱらってるやつだろうし……
「最悪だ」
頭を抱えようとしたときに、向こうに明かりが灯っている店を見つけた。
店ってことは、まだ誰か人がいるってことだよな。
望みは薄いけど、どっちにしろ戻ったとしても望みは薄いんだ。
とりあえず、行ってみるか……
少し急ぎ足でそちらに向かうと、なんともオシャレな感じの扉が出迎えていた。
てっきり隠れたバーとかだと思ってたんだけど、これはちげぇな。多分。
そういう雰囲気を感じねぇ。
じゃあなんだと考えてみるけど。
…………分からん。
今は頭も冷静に働いてないから余計に分からん。