魔法のjewelry*shopへようこそ
思わず硬直。
頭の中も一瞬にして真っ白になった。
そんな俺にその女の子はにっこりと笑う。
「こんばんは」
「あ、こんばんは……」
俺はつられてへらりと笑顔を浮かべる。
つーか、声も可愛いなおい。
って、俺は変態か。
「どうぞ、入って下さいな」
「え、」
あ、いや、俺は道を聞きたいだけで……
なんて混乱した頭で言うことはできず。
言われるがままに俺は店の中に足を踏み入れた。
目に入るのは石、石、石。
カラフルな石が店にある照明でキラキラと光っている。
「ようこそ、"fortune stones"へ」
"fortune stones"……それがこの店の名前か。