魔法のjewelry*shopへようこそ
思わずマジマジと見つめる。
「すみません、驚かせてしまいましたね。
本当はもう少し前からいたんですけど、祐介さん、熱心に見ていたので声をかけられなくて」
マジか。ぜんっぜん気づかんかった。
ん?というか、なんで俺の名前……
余程そんな疑問を浮かべた顔をしていたのか、目の前の青年はにこ、と笑う。
「蛍から聞いたんですよ。きっと同性の僕の方が適任だと考えたんでしょうね」
まぁ、確かに。
どちらかと言うとあんな可愛い女の子より、イケメンな同性のが話しやすい。
「僕の名前は琥珀。よろしくお願いします」
「祐介です。どうも」
……名乗ったのはいいけど、相手さん元から俺の名前知ってたわ。
いや、でも自分で言うことが大切なんだよ、うん。
「そのストラップ、気に入りました?」
「え?あ、いや、」