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そうだよ……
どうせあたしは異性には人見知りだよ!!
だって男の前だと緊張しちゃうんだもん!!
ガッチガチになっちゃうんだもん!!
おまけに噛み噛みになって話すらまともにできなくなるよ!!
同じ女の子ならそんなことなくすぐ仲良くなれるのに!!
自覚してるよぉ……
「でも彼氏ほしい!!幸せほしいぃーー」
うわあぁ、となったあたしに真美は頭をよしよしと撫でてくれた。
しばらくしてあたしたちはお店を出た。
ここからは真美に用事があるから、とお店のすぐ前で別れる。
真美は何も言ってないけど、多分、彼氏くんだろうなぁ……
さっき散々愚痴ったせいで、真美には気まずい思いさせちゃったかも。
明日の学校でジュース奢ってあげよう。
そんなことを思いながらあたしも家に向かって歩きはじめた。
特にすることも考えることもなくぼんやりしながら歩いていく。
「………あれ?」