それが愛ならかまわない

 どうやらこのまま長嶺さんのランチに付き合った後で会社まで戻るしかなさそうだった。
 長嶺さんに気づかれないようにそっとため息をついて両肘をカウンターに乗せる。
 御影石のカウンターは肌にヒヤリと冷たかった。


























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