風が、吹いた

あの時も。




桜の木の下で。




彼女は寝転んでいたんだった。




きっとそのままの君で。




そして今もその時の君で。



そう思ったら、何故だか急に可笑しくなってきて。




嬉しくて。




俺に、




気づいて欲しくなって―。
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