いちご飴と君。


私の叫び声を聞いてなんだなんだと色々な人が集まってくる。


「どうしたんだい?」


優しそうなおじさんが私に声をかけてくれた。

でも今はそんなこと気にしていられない。


あの男の人は取り押さえられてて悔しそうにしている。


警察の人が来て、男の人を連れて行くときに、男の人は


「僕の美雨、待っててね、必ず迎えに行くよ…?」


ビクッ


もう捕まっているとわかっていても怖い。


でも…一応助かった…?


「よか、た…」

翔くん、私助かったよ。

怖かった。


何でこんなに翔くんに会いたいんだろう…


翔くん…




そこで私は意識を手放した。



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