いちご飴と君。
「…!…う!!美雨!!」
はっ
目がさめると私の目の中に入ったのは白い天井…ではなく心配そうな翔くんの顔。
心配させちゃったなぁ…
「翔くん、おはよぉ。しんぱ「おはよぉ。じゃねーよ!!俺がどんだけ心配したと思ってんだよ!」」
「ごめ、なさ…」
「心配したんだからな…」
翔くんのこんな心配した顔、何回かしか見たことないよ。
例えば私が大怪我した時とか。
なんて、考えてる場合でもないか。
あぁ、私翔くんに嫌われちゃうのかなっ…
こんな顔ばっかさせて…
やだな、翔くんっ…
嫌いにならないで…っ。
「ごめんね、翔くん…あの、嫌いになった…?」
うんとか言われたらわたし泣いちゃうよ…