いちご飴と君。



まず恋乃ちゃん。


「恋乃ちゃぁぁぁん!どうしよう!」

恋乃ちゃんはなんなのよ、また?みたいな顔している。


「補修…なっぢゃっだぁ!」


「…はぁ?馬鹿じゃないの?」

え!?

恋乃ちゃんひどいよーっ!


「どうしよう…夏休みがぁ…」

「しょうがないんじゃないの?もう諦めて補修にのぞみなさい。」


たっ、他人事だと思ってぇ!!

他人事だけどぉ…


「うぅ、恋乃ちゃぁん…」


「…私にその顔しても何も出ないわよ。羽立に見せてあげなさい。」


どの顔?

私の顔がぶさいくだって言いたいの!?


むううぅ。


「翔くーーーーん!」


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