いちご飴と君。



無言で歩く。

私は泣いてるけど。


話し出したのは倉田くん。

「…お前、羽立のこと好きなの?」

急にそんなこといわれてビックリした。

でも泣いてる私は素直になるらしくて。

「ふっ…う、ん。大、好きっ…」


「…へぇ。」

一瞬倉田くんが顔を歪ませた。

「あ、ここ、だよ…」

気づけばもう家の前。

歩いて20分ぐらいだからずっと泣いてたのか。


「あの、ありがとっ…ごめ、なさい…」


「大丈夫!また明日な!」


そう言って倉田くんは帰って行った。


私は家に入ってそのまま自分の部屋に行きベットにダイブ。


そのまま深い眠りに落ちた。



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