いちご飴と君。



「美雨、起きなさい!」


ん…

お母さん?

起きたらもう朝だった。

「翔くん、は?」

「翔くん?きてないわねぇ…?」


昨日のせいかな…そうだよね。

「…いってきます。」

「はーい!行ってらっしゃーい!」


お母さんの高いテンションにもすこしイラっとした。


学校に着き、教室に入ると恋乃ちゃんが飛んできた。

どうしたんだろう?

「ちょっと!どういうこと!?あれ見てよ!」

「え?」


恋乃ちゃんが指差したのは翔くん。

翔くん、は…

笑顔で女の子達としゃべっている。


な、んで?

翔くんは女の子とは基本話さない。

なのに、なんで…?


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