いちご飴と君。
今までのことを恋乃ちゃんに話した。
喧嘩したこと、急に女の子に優しくなって私を無視してること、それからいじめのこと。
全部話したあと、見なくてもわかるぐらい怒ってる恋乃ちゃん。
「許せない!急にいじめを始めるなんて!!それに羽立はなにしてんの!もうっ!!」
ありがとう、恋乃ちゃん。
「あ、次の時間文化祭の事だって。実行委員!頑張って?なんか言われたら私が言い返してあげるから!」
あ、そっか。
…みんなの前に立つの、怖いな…
「きりーつ、れーい」
「「「おねがいしまーす」」」
「じゃー実行委員頼んだぞー」
「はい。」
そう言って倉田くんが喋りだす。
私は喋れない。
怖くて。
「なぁ鈴森!これでいいと思うか?」
「え?」