☆Friend&ship☆ -序章-

恒星“ウォーター・ワールド”


「決めたー」

「「…」」

「おーい(ToT)」

せっかくいいに来たのに全く興味を示さない。

わっと泣きだしたかったがいつものことなので悲しいが堪えた。

「お前ヘルメスね」

「ゼウスの忠実なる部下…悪くはないが…いや、いい」

が、を言ったところでニッコリゼウスが笑ったのでタナトス改めヘルメスが打ち消した。

「お前は」

「いや~?俺これ気に入ってるから」

「あ、そう。」

だんだんどうでも良くなってきて目の前を見ると…

「ピー!しゅ~りょ~☆」

「後5時間」

「駄目だ。目に悪いから」

「…」

非常に嬉しそうなキングがスクリーンを畳むとヘルメスは無表情に不服を訴えた。

「キング…ナイス☆」

「あったり前だろ?」

ヘルメスはとても不服だった。


キングに脅されただけなのに。


“船長の秘密を守りたかったら…”

と。


「腹黒。性悪。鬼畜」

「結果オーライ!」

「さいてー。」

こっそりと小声で言い合った。
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