☆Friend&ship☆ -序章-
「…なかなかやる…強いやつじゃないか」
「?」
「今度のはいい仲間じゃねぇか?なあ、お嬢さん?」
その時、声がした。
俺が宇宙で一番嫌いな奴。
一番、恐れてる奴の声。
「何で…」
口の中はカラカラで。
声もまともに出せない。
さっきまで、一体どうやって話してたっけ?
「いや…だ…」
必死に首を振った。
もう、失うわけにはいかない。
オリオンが俺に軽く触れたのは分かったけど、俺は反応する余裕なんてなかった。