☆Friend&ship☆ -序章-
___スタスタ…
「ご主人様、この格好変なのか」
「…」
十字架のロザリオをして、黒いブーツとコートにマントを羽織るオリオンは確かに浮いている。
でもこれがいろいろ試した結果一番合っていたんだ。
何でも似合うスタイルのオリオンを洋服屋に連れ込み、着せ替え人形にしたときのことをゼウスはまだ覚えていた。
「大丈夫」
「…さっきから視線を感じる…特に女からの…」
「美形だからな」
「そうか。確かにな。ご主人様イケメン」
「お・ま・え・が!!」
「…。訳が分からない」