☆Friend&ship☆ -序章-
「…海はねえか…」
タナトスはふとつぶやいた。
___海がないなら陸地につければいい。
が、住宅地には間違っても入らないようにしなければ。
…いろんな意味で。
「水資源あり。海なしです。大陸につけます」
「了解」
ゼウスの声を聞くが早いか、黄色く見える砂漠に船底を向けた。
タナトスはバランスよく船を動かしつつ、砂に錨を投げ込んだ。
必要はないが、これは気分。←
大体、ボタンひとつで下ろせるのだから、面倒ではない。
「…町はありそうだな」
独り言を呟くタナトスは陸地用の舟を三艘下ろした。
魔法陣でメインダイニング(始めの部屋)に行くとやはり無表情で入国の準備をするタナトス。
準備がすんだらしいイーリスにタナトスは話しかけた。
「で、闇市には行くのか」
「…悪いけど遠慮しとく。」
案外あっさり返され少し意外そうだったタナトス。
でもすぐにまた無表情に戻った。
「分かった。陸用の舟はある。好きなように使え」
「ありがと」
「使い方は分かるな」
「ええ」
「…」
心なしか少し元気がないようにも感じるイーリス。
だがそれを気にする優しさはタナトスにはない。
雪艝に帆を張った用な舟に乗って風をとらえてタナトスは闇市に向かった。
…ちなみに、ゼウスはこの星の大気圏に入った瞬間に飛び降り、舟が下ろされた瞬間に去った。
タナトスはふとつぶやいた。
___海がないなら陸地につければいい。
が、住宅地には間違っても入らないようにしなければ。
…いろんな意味で。
「水資源あり。海なしです。大陸につけます」
「了解」
ゼウスの声を聞くが早いか、黄色く見える砂漠に船底を向けた。
タナトスはバランスよく船を動かしつつ、砂に錨を投げ込んだ。
必要はないが、これは気分。←
大体、ボタンひとつで下ろせるのだから、面倒ではない。
「…町はありそうだな」
独り言を呟くタナトスは陸地用の舟を三艘下ろした。
魔法陣でメインダイニング(始めの部屋)に行くとやはり無表情で入国の準備をするタナトス。
準備がすんだらしいイーリスにタナトスは話しかけた。
「で、闇市には行くのか」
「…悪いけど遠慮しとく。」
案外あっさり返され少し意外そうだったタナトス。
でもすぐにまた無表情に戻った。
「分かった。陸用の舟はある。好きなように使え」
「ありがと」
「使い方は分かるな」
「ええ」
「…」
心なしか少し元気がないようにも感じるイーリス。
だがそれを気にする優しさはタナトスにはない。
雪艝に帆を張った用な舟に乗って風をとらえてタナトスは闇市に向かった。
…ちなみに、ゼウスはこの星の大気圏に入った瞬間に飛び降り、舟が下ろされた瞬間に去った。