☆Friend&ship☆ -序章-
「まず、クルーの男女の比率は7:3。まっ、俺ら男ですけどね(笑)」

「それから、戦闘方法とかによってキャプテンが俺たちをいくつかの部隊に分けたらしいんです」

「そこの基準はしりませんけど」

「海、森、山、雨、岩、木、の六つです」

「で、お前らは海と森」

「「そう言うことです」」

「で、お前らは友達かなんかか?」

「「全員初対面です(`-´ゝ)ビシィッ」」

「そうか。それにしては仲がいいな」

「そうですか?」

「自覚ねーよなっ」

「そーだなー」

いや自覚を持てと、タナトスは思った。

「...悪いが続きを頼む」

「はっ!すみませんっ!」

「えっと、それぞれの部隊にリーダー、みたいなのがいるんです」

「海がしっかりもののケアノスさん」

「森が優しいアデスさん」

「山が明るくて元気なスティラさん」

「雨はシャイなヒアースさん」

「岩が静かなぺトライさん」

「木がクールなハドュスさん」


「…中性的な名前だな」

「そうですよね。俺もまだ覚えてません(笑)」

「だから半々」

「なるほど」


その時、舟が突然とまった。

「あれ?何で止まるんですか?」

「もうついたからだ」

おしゃべりに夢中で気がつかなかったらしい。

___きっとこれまで以上に疲れそうだ。

心の中でタナトスはため息をついた。

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