☆Friend&ship☆ -序章-

「ケアノスさん!」

「おはよう!ここのベッドは最高だな。永眠しそうな勢いで熟睡した(笑)」

「「「…(汗)」」」

なにげに恐ろしいことを言い出す海部隊リーダー、ケアノスにおののくクルーたち。

「…あら、起きてたの。」

調子悪そうに青白い肌をした岩部隊リーダー、ぺトライ。

顔をしかめて喧しい約一名を横目でにらんだ。

「…んでな、その部屋がほんと広くて、魔法大量なんだよ!」

「マジすか!」

「後で行かせてくださいっ!」

「おう!」

「…うるさいわ。」

静かな朝を楽しみたいぺトライにはうるさい一名は邪魔でしかない。

___ヒュンッ…

「いだっ!おいひでぇじゃねえかぺトライ!」

「あんたがうるさいからよ。」

うるさい奴(山部隊リーダー スティラ)は石を投げつけられた後頭部を押さえる。

「…アホだな。」

「…大丈夫か?」

「アデス~!みんなして俺をいじめるんだあ(泣)」

「「うわ、きも」」

思わず見ていたぺトライ、ハドュスは呟く。

森部隊リーダー アデスはそんなことも気にせずポンポンとスティラの背中を叩いた。

「ところでお前ら、キャプテンと副船長はどこにいる?」

気持ちの悪いものでも見るような目付きでスティラたちから引きながらハドュスが言った。

「「…(汗)」」

様子がおかしかった副船長…タナトスの事を知っているヒアース&クルーは伝えるべきか迷った。

「副船長ならキャプテンおこしにいきました!」

「キャプテンは起きてません!」

「そうか」

「「…」」

___また今度でいいや。

ヒアースとクルーは伝えるべきかを決めた。

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