☆Friend&ship☆ -序章-
惑星"コールド・ホールド"
「う~ん…暇っ!」
「…まぁ、そうね」
なかなか次の星につかない、と船長ゼウスが嘆く。
隣に座るイーリスが同調する。
「なぁ、アイツら付き合ってるかな?ハドュス!」
「…黙れスティラ」
一蹴される山隊長(そう言うことにした←)。
そしてめげない。←
「タナトス、今暇?」
「そうでもない。用か?」
芝生に寝転がるゼウスを無視して通りすぎようとした副船長タナトスは無表情のまま立ち止まった。
「暇。」
「雪でも降らそうか。なかなか次にはつかない。
それに恒星から遠いからな。少し冷えに体をならせ」
「マジ!ワ~イ!雪合戦だ!」
「…犬が喜んでるわ…」
イーリスが呆れ顔で言った。
「なぁ、お前もやるよな!タナトス!」
「…」
「船長命令!」
「…分かった」
___なんか嫌そうだな。
見ていたハドュスはそう思った。
「…冷火。寒気到来…」
ゆっくりと宙に円を描くと、だんだん大きくなり、雪が降り始めた。
犬達が喜び、庭を駆け回っている。←
「うっしゃぁぁぁっっ!生き残り雪合戦だぁっ!」
「「「「「「おぉっ!!!」」」」」」
「…"生き残り"ってどういうことだよ」
海部隊隊長ケアノスは冷や汗を流した。
「強制参加だ!ルールは簡単!ダウンしたら負け!三時間生き残れっ!」
「「「「わぁぁぁ~っ!!!」」」」
「…嫌な予感しかしない…」
これはハドュス。
「んじゃあ…はじめっ!」