☆Friend&ship☆ -序章-

___ったく。心配しすぎだよ…

「もう一戦「お断りします」

「「「「「「同意。」」」」」」

即座に断られた提案。

ゼウスはまたもや涙を飲んだ。


「そんなことよりですよ、副船長どこいったんですか」

と、ケアノス。

「かなり顔色悪かったですよね…」

と、ハドュス。

「…言えない事情でも?」

と、ぺトライ。

「よし、次は特別に半日コース「諦めてよキャプテン」

「イーリス…酷いよな。今のは酷「うるさいです」

「…(涙)」

悲しむゼウス。←

「…まさか副船長…」

ヒアースが小さな声で呟いた。

「……子持ち…?」

「…」

「…」

一瞬時が止まる。

その後、イーリス、ぺトライを除いた全員が叫んだ…



「「「「一理ある!」」」」

「「「うわ、天然来たね」」」

ハモル残り三人。

「まさか船に自分の子が!」

「それであんなに慌てて…」

「あの年だ。子持ちだっておかしくはない…」

「二十か…いそうだよな、可愛い三歳児が…」

「さぞかし綺麗な顔してんだろうな…」

「見てみたい…」

表情筋がだらしないほど緩んでくる合計四人。

ゼウスは話も聞いていない。

そしてタナトスは十五だということを誰も知らない。

「…タナトスは十五だけど」

あ、いた。←

「…」



六人、仮死。


「おい、何してる」

「噂をすれば何とやらね…」

仮死の原因の一部である副船長、タナトス。

船室に歩みいった。

そして彼のとなりには…

「!」





三歳四歳くらいの男の子がいた。

彼はとても、顔が整っていたのだった。
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