聖夜は恋の雪に埋もれて
お誘い
翌朝、奏と二人でいつも通り登校した。
奏の様子が全然変わっていなくて、ちょっとだけ安心する私。
瑠璃との関係に変化があったのかなぁ、とか、私は勝手に心配していたから。
学校に着いてしばらくすると、瑠璃が教室に入ってきて、挨拶を交わしたけど、瑠璃の様子は少し違うようだ。
いつもテンション高めではあるけど、なぜか今日はそのテンションがいつも以上に高いみたい。
理由は分からないけど、「嬉しさを抑えるのに一苦労」といった様子。
すぐに私は聞いてみた。
「昨日は、ほんとにありがとうね。で、どうしたの? 何かいいことあった?」
「ふっふっふ。あったけど内緒」
まさか、ほんとに、奏と何かあった?
心配で心配で、しょうがなくなる。
でも……奏と私は幼馴染ってだけだから、もし二人が良い関係になったとしても、抗議したり文句を言ったりする権利はない。
瑠璃も私の大事な親友だから、むしろ祝福するぐらいの気持ちでないといけないって思うから。
でも……でも…………。
「え~、教えてよ~」
私が追及すると、瑠璃は「いずれ分かるから。少なくとも、クリスマスイブには教えるよ。今はワケあって話せないだけ」と、笑みを隠し切れない様子で言った。
何なんだろう……。
ほんとに気になる……。
しかしそれ以上は何も聞き出せないまま、お昼休みまで、特に何事もなく過ぎた。
奏の様子が全然変わっていなくて、ちょっとだけ安心する私。
瑠璃との関係に変化があったのかなぁ、とか、私は勝手に心配していたから。
学校に着いてしばらくすると、瑠璃が教室に入ってきて、挨拶を交わしたけど、瑠璃の様子は少し違うようだ。
いつもテンション高めではあるけど、なぜか今日はそのテンションがいつも以上に高いみたい。
理由は分からないけど、「嬉しさを抑えるのに一苦労」といった様子。
すぐに私は聞いてみた。
「昨日は、ほんとにありがとうね。で、どうしたの? 何かいいことあった?」
「ふっふっふ。あったけど内緒」
まさか、ほんとに、奏と何かあった?
心配で心配で、しょうがなくなる。
でも……奏と私は幼馴染ってだけだから、もし二人が良い関係になったとしても、抗議したり文句を言ったりする権利はない。
瑠璃も私の大事な親友だから、むしろ祝福するぐらいの気持ちでないといけないって思うから。
でも……でも…………。
「え~、教えてよ~」
私が追及すると、瑠璃は「いずれ分かるから。少なくとも、クリスマスイブには教えるよ。今はワケあって話せないだけ」と、笑みを隠し切れない様子で言った。
何なんだろう……。
ほんとに気になる……。
しかしそれ以上は何も聞き出せないまま、お昼休みまで、特に何事もなく過ぎた。