エクスチェンジ✲ハッピー✲ニュー
「さぁさぁ!早く乗って下さいな!遅刻しますよっ!」
「う、うん!」
バタン
ももかは車の扉をしめた。
「学校までの道、分かるの?」
「制服で分かりますよーっ!」
私の学校は長瀬野市立 桜乃梅律歌中学校というところだ。
「へぇー、凄いね········。」
そんなこんなで話していたらすぐ学校に着いてしまった。
「やっぱり、車って速いんだねー。」
「そうですとも!車とは素晴らしいものなのでございます!」
「ははっ·······。車に熱いところ、うちのお父さんとそっくりだよ。」
「お父さん·········?」
トルマは不思議そうに聞き返す。
多分、父も母も家に居なかったからだろうか。
「あぁ。今は、いないんだけどね!」