エクスチェンジ✲ハッピー✲ニュー
(クソっ、市長め、わざわざこんなことしなくてもいいのに·········)
ももかが心の中で愚痴を吐きまくっていると、校長の声が聞こえた。
『楠ももかさん、貴女は、この学校、そして、市のために、公園の掃除をしてくれました。それをここに称します。』
パチパチパチ、後ろから拍手が聞こえてくる。
「あ、有難うございます·········」
ももかは引き攣った笑顔で校長から表彰状を受け取った。
(別に、学校や市のためにやったんじゃないのに。)
──私は、自分の幸せの為だけに·········
ミッションをやってるんだ·········
「何か言いましたか?」
校長が不思議そうに訪ねてくる
「あっ、いえっ、何でもないんです」
私は慌てて列に戻った。