エクスチェンジ✲ハッピー✲ニュー
全て分かったよ
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「ねぇ、何で·······突然いなくなったの?」
お母さんとトル·········お父さんが顔を見合わせた。
「実はね·········。」
お母さんが意を決したように話し始めた。
「トウマさんの家庭はね、代々この様な事がされてきたんですって。 もちろん、お母さんも最初は反対したわ。ももかはまだ9歳なのに·········って。」
「俺だって反対だった。でもな、どうしてもやらないと、いけなかったんだ。」
「トウマさんのお母さん······ももかのお婆ちゃんも。ひいお婆ちゃんも。やってきたの。女だけ。女だけなのよ。」
「どうして女だけ·········」
ももかは疑問に思った。
「お母さんにも分からないのよねぇ。」
「あ、そ、そうなの。」
ぱっとしない答えだ。
ももかはまた母親と父親の話に耳を傾ける。
「それで、やっと。やっとももかと会える時が来たのよ。」
「急に置いていったりして、悪かった。」